Column 1.5マンション相場 · 広さ別分布

広さ別の取引件数

首都圏マンションの「面積ボリュームゾーン」を読む

出典:国土交通省「不動産取引価格情報」(2025年)

首都圏のマンション取引を専有面積別に集計しました。どの広さ帯に取引が集中しているか、間取りの小型化トレンドが進む中で市場の「標準面積」はどう変化しているかをデータで確認できます。

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@xiaokouangxion1

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取引の中心は50〜70㎡台

首都圏全体で見ると、取引件数の最多帯は50〜70㎡です。 2LDK〜3LDKに対応するこの面積帯は、単身・DINKS・子育て初期世帯まで幅広い層が対象となり、 需要・供給ともに厚い「スタンダード市場」を形成しています。

坪単価の上昇とともに、同じ予算で購入できる面積は縮小しており、 2015年に比べると70㎡台の総額は1.5〜2倍に膨らんでいます。 それでも50〜70㎡帯は市場の主役であり続けており、 賃貸需要も厚いため投資目的での購入にも適しています。

30〜40㎡台:1LDK化の加速

30〜40㎡台(主に1LDK・1DK)の取引比率はこの10年で急増しています。 坪単価上昇により「小型で価格を抑える」需要と、 デベロッパーが「小型×高単価」路線にシフトした供給の両面が重なっています。

単身世帯の増加・テレワークによる立地変化・投資需要も 1LDK需要を後押ししており、賃貸市場での空室リスクが低い面積帯として 投資家にも人気があります。 ただし将来のライフステージ変化(結婚・子育て)を考えると、 実需での長期保有には注意が必要です。

80㎡以上のファミリー物件の希少化

80㎡超のファミリー向け物件は全取引の15%程度、100㎡超は10%未満に留まります。 供給が絞られる中で希少性が高まり、需要が集中するエリア(城南・副都心圏)では100㎡物件の価格プレミアムが 拡大しています。新築100㎡物件が1.5〜2億円に達するケースも珍しくありません。

子育て世帯が100㎡以上を探す場合、23区内では予算的に厳しいケースが増えており、 城東・城北エリアや神奈川・埼玉の主要駅周辺での選択肢が現実的になっています。

面積帯別の購入目的と注意点

  • ·〜40㎡(1K〜1LDK):投資・単身居住向け。賃貸需要が安定。実需での長期保有はライフステージ変化に注意。
  • ·40〜60㎡(1LDK〜2LDK):DINKS・単身富裕層向け。都心立地で坪単価が高い傾向。
  • ·60〜80㎡(2LDK〜3LDK):最もボリュームが大きく流動性が高い。幅広い購入者層が対象。
  • ·80〜100㎡(3LDK):ファミリー向け主力帯。希少性が高まりプレミアム価格になりやすい。
  • ·100㎡超(4LDK〜):都心では超高額。郊外・城東・城北で現実的な選択肢を探せる。

出典:国土交通省「不動産取引価格情報」(2025年)

集計対象:首都圏の区分マンション(中古・新築)取引。専有面積は登記面積ベース。