Column 1.2マンション相場 · 坪単価分布

坪単価別の取引件数分布

首都圏マンション市場の「価格帯ボリューム」を読む

出典:国土交通省「不動産取引価格情報」(2025年)

首都圏のマンション取引を坪単価(1坪=約3.3㎡あたりの価格)別に集計し、どの価格帯に取引が集中しているかを可視化しました。市場のボリュームゾーンがどこにあるかを把握することで、予算設定やエリア選びの参考になります。

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首都圏の坪単価ボリュームゾーン

首都圏全体でみると、取引の最多帯は坪単価200〜350万円台に集中しています。 70㎡換算(約21坪)で総額4,200〜7,350万円に相当する価格帯です。 この帯の物件は城東・城北エリアや神奈川・埼玉の主要駅周辺に多く分布しており、 実需(居住目的)の購入者が中心です。

坪単価500万円超のゾーン(70㎡換算で1億500万円超)は全取引の10%程度に留まります。 このゾーンは都心3区・湾岸タワーマンション・高級住宅地に限られており、 「マンション全体が億ション化している」という印象は、市場の一側面を誇張したものといえます。

価格帯と流動性の関係

取引件数が多い価格帯ほど、流動性が高く売却しやすい傾向があります。 坪200〜400万円台の物件は買い手が多く、 適正価格での売却が成立しやすい「マジョリティ市場」です。

一方、坪600万円超の超高価格帯は買い手が限られるため、 売却には時間がかかる場合があります。資産性を重視するなら、ボリュームゾーンに近い価格帯の物件を選ぶことが、 将来の売却しやすさにつながります。

エリアによる分布の違い

  • ·23区内:坪300〜500万円台がメイン。渋谷・港・千代田は500万円超が過半数を占めるエリアも。
  • ·神奈川・横浜:坪200〜350万円台が中心。武蔵小杉・横浜駅周辺のみ400万円超が増加傾向。
  • ·埼玉・千葉:坪150〜250万円台がボリュームゾーン。大宮・浦和は300万円台も流通。
  • ·エリアを絞り込んでヒストグラムを確認することで、候補エリアの価格帯感覚を掴めます。

出典:国土交通省「不動産取引価格情報」(2025年)

集計対象:首都圏の区分マンション(中古・新築)取引。坪単価=㎡単価×3.30578。